こんにちは、株式会社シフォン副社長の末広です。
今回は緩めのテーマで、2021年の10月21日(去年の10周年の創業記念日)と、今年の2022年9月28日のM2の10周年とここ2年ほど続けてお世話になっているCanvas Cakesさんのケーキができるまでの話をご紹介いたします。
もちろんこの記事はPR等ではありません。
普通にお願いしてとてもかわいくてよかったので、ある意味普通のダイレクトマーケティングです。催し物の準備の話を、業務の段取りの話に絡めてお話しできたらと思います。
デコケーキをお願いしたお店(Canvas Cakes様)のご紹介
Canvas Cakes様
サイト:https://canvascakes.com/
今回お世話になったCanvas Cakes様のサイトです。
セミオーダー、フルオーダーのオリジナルデザインのケーキを全国発送されています。
他にもウェディングケーキのお取り扱いなども!
詳細はサイトをご覧ください。
シフォンのケーキ2021と2022はマジパンで表面と弊社イメージキャラクターの「たまうさ」を成形していただいています。たまうさの表情などもかなり忠実に再現してくださっていました。
毎回細かい注文にもかかわらず、Canvas Cakes様に丁寧に対応いただき本当にありがとうございました!
①デザイン画の作成、予算感の確認
作っていただくケーキのサイズ、素材によってパティシエさんたちのお手間とお値段が変わってきます。2021年の会社の10周年の時は「その時やってたM2の9周年のケーキをできるだけ再現したい」がコンセプトだったこともあり、「冷蔵庫に入る範囲でできるだけデカく!」という依頼の仕方でした。
普通の仕事でこういう依頼の仕方はなかなかしないので豪快で楽しかったです。
制作をお願いする上のポイント(取扱いと安全面)
通常のゲーム企画で特に運営があるようなものだと、仮に作業工程を外のパートナー会社さんに作ってもらうにしても、その後シフォンの場合は売り切りのゲームではありません。
「そのゲームを扱って運営していく」
「受け取った後にも何かしら運営上、追加開発する可能性が高い」ということが前提になります。
そのため、ゲームは扱えるギリギリの範囲で最大限遊べるボリュームにした上かつデータの扱いなどはコンパクトにします。
ただし、今回は作っていただくのはお祝い用のケーキ!
「予算の中で対応できて、食べきれるなら大丈夫」というザックリした姿勢で臨むことができます。
しいて言えば、この時冷蔵庫のサイズは念入りにはかり、「そのケーキが扱える状態かどうか」「保管中にアクシデントが起きて中を見られたりしないか」などの環境面の準備は気にしていました。
実際のやり取り
デザイン画でキャラクターの手足パーツの向き、主要なものは表情や持ち物指定などもしていたので、2021年はメール、電話などを活用して細かいやり取りが4~5回程度ありました。
お店に本格的にオーダーするケーキは、やはり特別な日に食べるものということもあって丁寧に要望を聞き取っていただいていました。
そして、2年とも絵にかなり忠実なケーキが出来上がってきました!
どちらもかわいくできていましたが、2021年のケーキは特に表情に注目です!よく見てみるとキャラクターの表情なども可能な限り絵に寄せて再現してくださっていました。
また、2022年のほうも輸送中に壊れないように素材の提案をいただいたり、全体的にとてもスムーズなやり取りで発注が完結していました。
発注は総務人事の社員と私のところでやっていたので一般社員は当日まで知らない状態で過ごします。デザイン画をデザイナーさんに相談するとバレてしまうので、末広画伯の画伯画像のまま発注が進むことになるのです。
もっと上手な人いるんですけどその人に頼むと全部ばれるんですよね……すいません、と思いながらやっていました。
その時の持ち場でベストを尽くす
ちょっとカッコつけたふうな見出しになっていますが、実際に、ゲームのほうの仕事でもいろんなお仕事と並行して業務にあたるので、毎回デザイナーに限らず、PGでも企画でもエースがチームに入れられればいいのですが、そうはいかないケースもあります。
そんな時、大体エースはさらに難しい仕事を受けてくれてたりします。そういう場合は、エースには直接手を動かしてもらわないものの、業務で発生している問題の相談をしたりというところで頼り、作業自体は自分でやる、という方向で落ち着くことが多いかもしれません。
あとは実際に仕事を一緒にやる方と相談しながら、工夫していきます。
さて、ケーキに話を戻します。
2022のほうは食べきりサイズで「たまうさ1匹にする代わりに、正面から見てまん丸、横から見てなだらかな半円になるように形を成形してほしい」というオーダーでした。
2021年のものから比べるとだいぶサイズとしてはおとなしくなりましたが、横から見たときのスポンジの形状なども指定が入っていたので、おそらくきれいに焼き上げて仕上げるのは大変だったと思います。
②色、デザインと素材の確定
やり取りを経て、「マジパンなど立体で成形するパーツ」「色」「中のケーキの素材」「おおよその大きさ」(タテ*ヨコ*高さ)「配送日」(ゲームで言うなら仕様)が決まります。
その他にも、食事は口に入るものなのでアレルギー食材がある社員がいる場合、アレルギー食品は使用しないか別添えにするなど直接全体が混ざらないようにお願いをしたりします。
仕様上できたとしても、運営・サービス上危険だとわかっているものがあったり、お客さんにとって良くない要素があれば最初に片づけておく、安全に遊べるようにしておくのとやっていることは一緒です。
おそらく世の中の親御さんが子供のためにやっていることや、友だちや恋人のためのプレゼントだと程度の差はあっても同じように配慮されていることだと思います。
ゲームの仕事も規模の大きさや扱っている技術に違いはありますが、基本的には同じですね。
お支払いをして、CanvasCakesさんの制作が終わったら、ケーキは冷凍状態で届きますので、届いたら冷蔵庫に移し、パーツが型崩れしないように厳重に保管します。
あとは当日、お披露目して社員みんなで写真を撮りまくった上でおいしくいただきました。
唯一の難点としてかわいいケーキは包丁をどこから入れていいのか分からない問題がありますが、早くたべたいという気持ちでどんどん切っていきます。ケーキですから!
会社10周年のほうのマジパンのたまうさたちはアルコールティッシュで生クリームをふき取り、ケースに入れて会社の休憩エリアとバーカウンターに移住してもらうことになりました。
最後に、弊社がお願いした際にはいずれも1.5~2か月くらい前にご相談をして当日お届けいただいたのですが、ケーキの受注状況等は時期などによって異なる場合がありますので、もしこれを機にご相談される場合は、期間に余裕をもってお問い合わせいただけたらと思います。
最近は今回のデコケーキのように購入したり、ケータリングや記念日のお菓子などは社内で作って出すものもありますが、個包装にして社員に記念として持って帰ってもらったりしているものもあります。次回また何か機会があれば、お祝いの時に裏方で何をしてたか、ご紹介できたらと思います。
それでは今回はレクリエーション回でした。次回はまた別の記事でお会いしましょう!