こんにちは、総務人事です。
昨年、プログラマーの選考ポイントについてご紹介しましたが、今年も昨年の内容に少し追加してご紹介します。
ご紹介する内容はあくまで「シフォンで書類・作品選考を通過する」ポイントです。
これができていればどこでも内定をもらえるわけではありませんし、
他社様では違うポイントを見ていることもあります。
※他社様にも応募されるつもりでいる場合は、企業の会社説明等があれば直接どういう要素を重視しているかお聞きいただくのが確実です。
①作品が成り立ってるか
起動からゲームクリアorゲームオーバー、終了まで一通り動くかを確認します。
ゲームデザイン上理由があってそうなっていればOKですが、そうではないのに突然起動してプレイヤーに対してろくな説明がないままに何かが起きて突然終わる、という状態だと、中で使っている技術はさておき、「ゲーム作品」としての評価は弊社の中では高くありません。
技術デモを作って純粋な技術力を見たいというタイプの会社もありますが、弊社はそうではないのでゲームとしての成立するように工夫してみましょう。
その中で、こだわった・力を入れてると感じるところがあるかチェックしています。一度、ゲームの一連の動作がきちんと動き、見れる状態かを見直してみてください。
ほかにも、自分のPC環境では動くけれど、提出先の企業で動くかはわからないので、きちんと動くことを示すためにプレイ動画も一緒に提出することをオススメします。
もし動かなくても、プレイ動画が一緒にあれば動画をみて選考することができますが、動作確認ができないとゲームとしての出来は選考ができないので、技術力で特別惹かれるところがなければその時点で落とされてしまう可能性もあります。
また、PCゲームだと「WASD」で移動や「スペースボタン」でジャンプ、攻撃などの設定が一般的ですが、もし他の操作がある場合があればReadmeを用意して一緒に提出しましょう。
ゲームを実際にプレイしようとしたとき、操作がわからないときもあるので、Readmeがあるとスムーズにプレイができ、選考に入ることができます。
②コーディングが他人から見て読みやすいか
「とりあえず動くし、自分はわかってるからいいや」という状態ではなく、
他の人が読んだときにすぐに把握でき、編集しやすくなっているか、という部分を見ています。命名規則の統一や非効率な処理、同じような処理を複数箇所でしていないか、なども読みやすいかどうかの選考ポイントです。
他にも……
・コメントを適切にしているか
(なぜこうしてるとか、チーム制作で担当した部分が明確にされているか)
・ハードコーディングはされていないか
・意味を理解したうえで関数を使用しているか
など、コーディングの部分は細かく確認しています。
▽また、こちらの動画を見ていただけると、さらに良くなると思います!
③加点部分
必須ではありませんが、あったら加点する部分も少し紹介しますね!
・オブジェクト指向で組まれているか
・調整をするための工夫はされているか
(デバッグモードやエディットモードなど)
・クラス設計がされているか
(汎用性・拡張性のあるコーディングになっているか)
・外部ファイルにデータを保存・読み込みしているか
(セーブデータやマスターデータを使用しているか)
・データの取り扱いが適切か
(メンバ変数や、マクロ等の意味を理解して使い分けているか)
これらを簡単にまとめたものを、下記の動画でお話しています。もし読んでいて「それが何でダメなの?」等、疑問点の回答もあるので、ぜひ下記動画を見てみてください!
3月から就職活動がスタートします。今のうちに選考ポイントを意識して作品作りを進めると、良いスタートができると思います。
また、選考を通るだけではなく、その後仕事にしていく上で大事なコーディングや仕事の姿勢の基礎部分になりますので、是非参考にしてみてください。